起業したいと考えている方、新規事業や事業の拡大に挑戦しようとしている方の中には、ノンバンク融資を受けたいと考えている方も多くいるでしょう。
そこでこの記事では、ノンバンク融資の特徴と注意点について詳しく解説していきます。
目次
ノンバンクの意味と特徴
まずはじめに、ノンバンクの意味と特徴から詳しく解説していきます。
ノンバンクは預金業務を行っていない
ノンバンクというのは、
・Non Bank
と表記されます。
つまり、「銀行ではない」という意味です。
銀行は、我々のお金を預かる「預金業務」を行っていますが、ノンバンクは銀行ではありませんので、預金業務は行っていません。
基本的には無担保無保証
ノンバンクは、安定した収入と社会的な信用がある方であれば、基本的には無担保無保証で融資を行ってくれます。
これは個人事業主でも同じですので、比較的融資を受けやすいと言えるのです。
総量規制の対象になっている
ノンバンクは総量規制という法律の対象となっています。
この法律は簡単に言ってしまうと、
「年収の3分の1までしか貸してはいけない」
という内容です。
ちなみに、銀行はこの総量規制の対象ではありません。
銀行よりも借りられる金額が少ない
ノンバンクで融資を受ける場合は、銀行よりも借りられる金額が少なくなることが多いです。
なぜなら、総量規制の対象であり、審査が比較的緩いからです。
信用に傷がついておらず、安定した収入がある方であれば300万円から500万円ほどの融資を受けられる場合があります。
ただ、これらの条件を満たしていない方は数十万円程度の金額しか借りられないこともありますので注意が必要です。
スムーズにノンバンク融資を受けるコツ

次に、ノンバンクからの融資をスムーズに受けるためのコツについて、詳しく見ていきましょう。
貸付条件を確認する
ノンバンクからの融資を受ける際は、その業者が優良業者かどうかを確認する必要があります。
優良業者かどうかを判断するための指標となるのが、「貸付条件」です。
貸金業者は、
・利率
・返済方式
・返済回数
・主任者名
・賠償額の予定
・担保に関する内容
・主な返済例
などの貸付条件を明記しなければならないと、貸金業法で決められています。
これが明記されていない場合、違法業者あるいは悪質業者の可能性が高いため注意が必要です。
事業計画書をしっかりと作っておく
ノンバンクから融資を受ける場合は、事業計画書をしっかりと作っておくことが大切です。
審査が比較的緩いノンバンクといえど、適当に作った事業計画書を提出してしまっては融資を受けることができなくなります。
事業計画書は融資を受ける時だけではなく、事業の振り返りや課題解決にも活用することができますので、事前に作りこんでおきましょう。
ノンバンク融資を受ける際の注意点

最後に、ノンバンクから融資を受ける際の注意点について詳しく解説していきます。
銀行はノンバンク融資をポジティブに捉えない可能性がある
ノンバンク融資は決して悪いことではありませんし、違法な事でもありません。
ただ、銀行などからも並行して融資を受けたいと考えている場合は注意が必要です。
なぜなら、銀行はノンバンク融資をポジティブに捉えないことがあるからです。
ノンバンクというのは審査が緩いことから、
「銀行から融資が下りなかった企業が利用する」
というイメージがついてしまっています。
完済してしまえば問題ありませんが、返済を続けている期間は銀行からの融資が下りない可能性がありますので頭に入れておきましょう。
金利は若干高め
ノンバンクは、
・制度融資
・創業融資
などと比べると金利が高くなる傾向にあります。
もちろん金利が高い分、融資までのハードルが低く、融資スピードも比較的早いですが、長期視点で考えておかないと返済がきつくなってしまうこともあるのです。
返済計画を立てる
今紹介したように、ノンバンクは比較的金利が高いです。
中には、
「金利なんて特に気する必要がないでしょ」
と考えている方もいますが、借りている期間が長くなればなるほど、支払うべき金利も高くなります。
そのため、返済計画をしっかりと練って、返済できると判断した段階で申し込みを行うことが大切です。
複数の業者を比較する
ノンバンクにも様々な種類があり、それぞれで提供している商品や金利などが異なります。
そのため、ノンバンク融資を受ける際は、複数の業者を比較しておくようにしましょう。
まとめ

ノンバンク融資は、融資までのハードルが低く、基本的には無担保、無保証で融資を受けることができます。
ただし、ノンバンクは比較的金利が高く、銀行からマイナスのイメージを持たれてしまうこともありますので、よく考えた上で利用しなければなりません。
また、しっかりと返済計画を練っておかなければ、金利の高さから返済が厳しくなってしまうこともあるのです。
このようなことを防ぐためにも、優良業者をしっかりと選定し、無理のない範囲で融資を受けるようにしましょう。
この記事の執筆者: 根本太一(株式会社インバンカー代表)
元銀行員×社外CFOとして、中小企業の資金調達・財務改善を支援。融資支援・事業計画策定・経営顧問まで幅広く対応しています。
\ あなたの会社の資金繰り、根本が一緒に改善します /
無料相談はこちら